- フリーランスエンジニアになるのは難しいイメージがあります
- 即戦力が求められると聞くので不安です
- 自分のスキルで通用するのか知りたいです
こういった疑問にお答えします。
この記事で解説する独立の難易度を読めば、独立後に契約を更新し続ける方法まで見えてきます。

記事を書いている僕は、現役フリーランスエンジニアです。エンジニア歴は6年目、フリーランスは5年目。会社員エンジニア歴1年半で独立しました。
結論、フリーランスエンジニアになるだけならそこまで難しくありません。
難しいのは「なること」より「なった後」です。そこも含めてお伝えしますね。
結論:フリーランスエンジニアになるだけなら難しくない

フリーランスエンジニアになること自体は、そこまで難しくありません。
- 実務経験が2年〜3年以上あれば独立はできる
- スキル不足だと確かに難しい
2つの側面から解説します。
実務経験が2年〜3年以上あれば独立はできる
実務経験が2年から3年以上あれば、正直なれます。
その頃にはある程度一人称で実務をこなせるようになっているからです。
フリーランス向けの案件を見ても、実務経験2年以上で募集しているものは割と多くあります。
僕は会社員エンジニア歴1年半でフリーランスに独立できました。最低ラインに近い水準でしたが、案件は取れています。
求められるのは学歴でも資格でもない
フリーランスエンジニアに求められるのは実務経験です。
学歴や資格がなくても、実務経験さえあれば独立は可能です。
必要な経験年数の目安は、以下の記事で詳しく解説しています。

スキル不足だと確かに難しい
どんなに簡単な案件でも、スキル不足では難しいです。
フリーランスには即戦力が求められるからです。
スキル不足かどうかの判断基準
明確な定義はありませんが、僕が現場で見てきた基準は2つです。
- 技術的な質問をする頻度が多い
- 一人称で開発できない
どちらかに当てはまるなら、スキル不足の状態といえます。
どちらも「一人で任せられるかどうか」を測る基準になっています。
スキル不足で独立するとどうなるか
そもそも案件が見つからない可能性が高いです。
仮に見つかっても、その後現場の仕事についていくのがしんどくなります。
新人エンジニアなら先輩が教えてくれますが、フリーランスはそうではありません。
仕事ができないとみなされると契約を切られ、すぐに別のエンジニアと交代になります。
フリーランスエンジニアは案件内容によって難易度が変わる

フリーランスの仕事は、案件によって難易度がかなり変わります。
- 大規模案件は難しい傾向にある
- 実務未経験の技術をメインに扱う案件も難しい
- 小規模な改修やテスターの案件は難易度が低い
僕の体験をもとに解説していきます。
大規模案件は難しい傾向にある
大規模な案件は難しい傾向にあります。
リニューアル案件や新規開発は、深い技術力がないとこなせないからです。
経験の「質」で差がつく
実務経験が1年や2年あっても、経験してきた内容で技術力に圧倒的な差が生まれます。
簡単な改修やテスターばかりやってきた人と、新規開発を経験してきた人では別物です。
具体的にどんな案件が大規模なのか
現行システムを新しくリニューアルする案件や、1から新規で開発する案件です。
扱う機能も画面数も多く、既存の仕様を理解するところから始まります。
経験の質に自信がないなら、まずは大規模案件を避けるほうが安全です。
実務未経験の技術をメインに扱う案件も難しい
エンジニアとしての実務経験があっても、未経験の技術をメインに扱う案件は難しくなります。
知らない技術は、1から調べながら仕事を進めることになるからです。
調べる時間が納期を削る
調べる頻度が多かったり理解に時間がかかると、納期に間に合わなくなります。
そもそも調べてもわからないという状況にもなりかねません。
スキルチェンジ目的なら話は別
フリーランスになって1〜2年経ち、スキルチェンジに挑戦したいなら入る価値があります。
スキルチェンジを狙うなら、多少の苦労は投資として割り切れます。
そうでなければ、素直に実務経験のある技術を扱う現場に入るほうが賢明です。
あえて未経験の技術を選ぶ理由がないなら、経験のある領域で成果を出すほうが早いですね。
小規模な改修やテスターの案件は難易度が低い
小規模な改修やテスターの案件は、難易度が低い傾向にあります。
実務経験1年くらいでもこなせる案件が多いからです。
スキルに自信がない方や実務経験が浅い方は、ここから入るのもありです。
ただし並行してスキルを磨く必要がある
難易度の低い案件だけやっていると、スキルアップはしづらくなります。
テストや小規模改修では、設計や新規実装の経験が積めないからです。
難易度の低い案件で稼ぎながら、個人開発や学習で足りない経験を補うのが現実的です。
案件の難易度が低いうちに、個人でスキルを磨いておくのが得策ですよ。
スキル不足のまま進むとどうなるかは、以下の記事でまとめています。

【体験談】僕がフリーランスエンジニアは難しいと感じた場面

僕がエンジニアを難しいと感じた場面を、時系列で振り返ります。
- 未経験時代はIT用語の意味すらわからなかった
- 会社員エンジニア時代は実務についていけなかった
- 独立1年目に難しすぎると感じた
- 独立2年目から楽しくなってきた
実例を知りたい方はぜひ参考にしてみてください。
未経験時代はIT用語の意味すらわからなかった
未経験時代は、とにかくプログラミングやIT用語の意味がわかりませんでした。
ネットで調べても、専門用語を専門用語で解説する記事が多かったからです。
プログラミングを学習している時も「if文ってなに?いつ使うの?」「変数って何?」という状態でした。
用語ひとつ調べるたびに、知らない用語が3つ出てくる状態だったんですよね。
ここで挫折する人が多いのも、今なら理解できます。
会社員エンジニア時代は実務についていけなかった
プログラミングスクールに通ってスキルを身につけ、転職支援を受けて会社員エンジニアになれました。
ですが転職後、なかなか実務についていけませんでした。
上司に質問すると「そんなんもわからないのか」「だからいつまで経っても成長しないんだよ」と言われ、心の中で泣いていました。
それでも諦めなかった理由
もともとフリーランスになるのが目標だったので、このままでは無理だと焦っていました。
そこでプライベートでプログラミングやITの資格を取り、動画や書籍でアプリを作りながらスキルを磨いていきました。
実務でついていけない分を、業務時間外で埋めていった形です。
この時期に自走して学ぶ習慣がついたことが、後々の独立につながりました。
独立1年目に難しすぎると感じた
会社員エンジニアとして1年半の経験を積んだ状態で、レバテックフリーランスに相談したら案件が決まりました。
ですがフリーランスになって2つ目の現場で「難しすぎる」と感じました。
何がそんなに難しかったのか
Javaで作られたWebシステムをリニューアルする案件で、規模が大きすぎました。画面が複数あるなかで、僕が最初に担当したのは明らかに機能数が一番多い画面でした。
「いじめられている?」「実力を試されている?」と思いながらやっていました。結局その1画面を作るのに1ヶ月ほどかかりました。
環境も難しさの原因だった
そもそも質問できる人があまりいませんでした。
僕以外のメンバーがほぼリモートで、コミュニケーションが取りづらかったのも原因です。
スキル不足に加えて質問しにくい環境が重なると、手が止まった時間がそのまま遅れになります。
案件の難易度だけでなく、質問できる体制があるかも見ておきたいポイントですね。
独立2年目から楽しくなってきた
フリーランス2年目に入ったころ、「あれ、楽しくなってきた」と感じるようになりました。
スキルが身について、一人称で開発できるようになってきたからです。
このとき思ったのは、フリーランスはなってみれば案外なんとかなるということです。
もちろん無策ではなんとかなりません。
日々実務で経験を積み、個人開発などでスキルを磨く必要はあります。
スキルが追いつけば、同じ現場でも感じる難易度はまったく変わってきます。
最初のきつい時期を乗り越えられれば、そこから景色が変わりますよ。
フリーランスに向いている人の特徴は、以下の記事で6つ挙げて解説しています。

未経験や会社員エンジニアからフリーランスエンジニアになる方法

フリーランスエンジニアになる手順は2ステップです。
- まずは会社員エンジニアとして実務経験を積む
- エージェントに登録して案件を紹介してもらう
順に解説します。
まずは会社員エンジニアとして実務経験を積む
実務未経験の方は、まず会社員エンジニアとして実務経験を積むことを目標にしてください。
実務未経験では案件が取れず、取れたとしてもついていくのがきついからです。
目安は2年以上あれば十分です。
何から手をつければいいか
独学かプログラミングスクールで基礎を身につけ、まず転職することが最初の目標になります。
僕はプログラミングスクールで基礎を学び、転職支援を受けて中小IT企業に入りました。年収280万円からのスタートでした。
エージェントに登録して案件を紹介してもらう
実務経験が2年以上積めたら、フリーランスエージェントに複数登録して案件を紹介してもらいます。
自分で企業に営業しなくてよく、時間のかかる契約手続きも代行してくれるからです。
どこが合うかは人によって違う
保有案件の領域や単価の出し方はエージェントごとに違うので、万人に最適な1社はありません。
以下の記事で各社を比較しているので、2〜3社選んで登録してみてください。

フリーランスエンジニアになった後に継続的に契約更新する方法2つ

フリーランスになった後、契約を更新し続ける方法を2つ紹介します。
- 継続的にスキルを磨き続ける
- エンジニアに求められるコミュニケーション能力を高める
なった後のほうが重要なので、先に知っておいてください。
継続的にスキルを磨き続ける
まずは継続的にスキルを磨き続けることが大事です。
当たり前のようですが、プライベートで継続的に学習しているエンジニアは少ないんですよね。
実務だけでは範囲が狭い
実務では自分が担当できる範囲が限られるので、担当外のスキルが身につきません。
だからこそプライベートでの学習が補助になります。
担当外の技術を知っていると、提案できる範囲も広がります。
技術力があれば現場から頼りにされる存在になれます。
具体的なスキルアップの方法は、以下の記事で解説しています。

エンジニアに求められるコミュニケーション能力を高める
2つ目は、コミュニケーション能力を高めることです。
フリーランスは現場のエンジニアからの信頼性が重要になるからです。
信頼されれば継続的に仕事を振ってもらえますし、なにより仕事がしやすくなります。
求められるのは雑談力ではない
ここでいうコミュニケーション能力は、雑談トークスキルのことではありません。
ハイテンションで常に笑顔で接する必要もありません。
仕事を進める上でお互いストレスが少なく、スムーズに業務をこなせる程度で十分です。
フリーランスエンジニアは「なった後」が本番

フリーランスエンジニアになる難易度について解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
- 実務経験が2〜3年以上あれば、独立すること自体は難しくない
- 求められるのは学歴や資格ではなく実務経験
- スキル不足の基準は「技術的な質問が多い」「一人称で開発できない」の2つ
- 案件の難易度は大規模・未経験技術で上がり、小規模改修やテスターで下がる
- なった後は、スキルを磨き続けることと最低限のコミュニケーション能力が鍵になる
独立のハードルは、思われているほど高くありません。
難しいのは「なること」ではなく「なった後に契約を更新し続けること」です。
僕も独立1年目は「難しすぎる」と感じていましたが、2年目には楽しくなっていました。乗り越えられる範囲の壁です。
実務経験2年を目安に、まずは自分の市場価値を聞いてみるところから始めてみてください。
契約を切られないための対策も知っておきたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。

