- フリーランスエンジニアの案件がなかなか決まりません
- 案件が途切れるのは避けたいです
- 何か効果のある対処法があれば教えてほしいです
こんなお悩みにお答えします。
案件が決まらないのには、はっきりした原因があります。

記事を書いている僕は、現役フリーランスエンジニアです。2022年3月に実務1年半で独立して現在5年目。実際にこの方法を実践して、独立後に案件が途切れたことは一度もありません。
この記事を読めば、案件を見つけるためにすべき行動が明確になります。
とはいえ僕もフリーランス初期の頃は案件がなかなか決まらず、決まるまでに1ヶ月半かかったことがあります。
試行錯誤して実際に効果があった対処法をお伝えしますね。
フリーランスエンジニアで案件が決まらない原因

案件が決まらない原因は、主に3つに分けられます。
- エージェントの選定が悪い
- 希望条件が厳しい
- スキル不足
どれに当てはまるか確認していきましょう。
エージェントの選定が悪い
エージェントの選定が悪いと、案件は決まりにくくなります。
エージェントによって案件の保有数が大きく異なるからです。
保有数の差が決定率に直結する
A社が案件を500件、B社が50件しか保有していないとします。
いうまでもなくA社のほうが母数が多いので、決まる確率も高くなります。
得意な層もエージェントごとに違う
実務経験が浅い人向けの案件を多く持つエージェントもあります。
反対に、実務経験が豊富な人向けに特化したエージェントもありますね。
どのエージェントを選ぶかによって、案件の決定率は変わってきます。
希望条件が厳しい
希望条件が厳しいと、案件は決まりにくくなります。
希望条件とスキルに大きな差があると、企業側から面談依頼が来ないからです。
スキルと単価が釣り合っていない例
実務経験2年でスキルがJava、希望工程が製造で希望単価80万円だと厳しいです。
製造工程のJavaで単価80万円という案件は、そもそも母数が少ないからです。
設計から製造まで一通りできるなら、まだ見つかる可能性があります。
未経験スキルの案件を希望している例
Vue.jsは未経験なのにVue.jsの案件を希望している、というケースです。
フリーランスは基本的に実務経験を見られるので、未経験の案件に入るのはかなり難しくなります。
不可能ではありませんが、実務経験がある領域より格段にハードルは上がりますよ。
スキル不足
スキル不足だと案件が決まりにくくなります。
実務経験が2年未満の場合や、3年以上あっても簡易な改修ばかり経験してきた場合ですね。
実際、僕はJavaの実務経験1年半でフリーランスになりましたが、最初の案件探しには苦労しました。1ヶ月半かかってようやく見つかり、当初は「見つからなかったらどうしよう」と不安でした。
結果的に見つかりましたが、フリーランスになるなら実務経験は2年以上あると安心です。
フリーランスエンジニアで案件が決まらない時の対処法

案件が決まらない時は、次の4つを実践してみてください。
- 自分に合ったエージェントを利用する
- 希望条件を見直す
- スキルシートを丁寧に書く
- それでも決まらない時の2つの選択肢
いずれも僕が実際に行なって効果があった対処法です。
自分に合ったエージェントを利用する
まずは自分に合ったエージェントを利用してみましょう。
案件の保有数だけでなく、担当者との相性も決定率に影響するからです。
相性を知るには複数登録するしかない
実際、評判が良いと言われるエージェントでも担当者と話が噛み合わないことはあります。
逆に知名度はなくても、担当者のやる気があって案件をどんどん持ってきてくれるケースもあります。
紹介数が10倍変わった実体験
僕は独立当初エージェント1社しか登録しておらず、2週間で2社しか紹介してもらえませんでした。別のエージェントに登録したところ、めちゃめちゃやる気のある担当者に当たって1ヶ月で20社ほど紹介してくれたんですよね。
利用するエージェントによって、紹介数はこれだけ変わることがあります。
どこが合うかは人によって違うので、以下の記事で各社を比較して3社ほど登録してみてください。

希望条件を見直す
案件が決まらない時は、希望条件を見直すと良いですね。実際、条件を1つ緩めるだけで紹介数が変わることもあります。
自分の実力と条件に大きな差がないかを確認してみてください。
僕が独立当初に出していた条件
- 勤務地:大阪
- 単価:50万円(税込)
- スキル:Java
- 実務経験:1年半
- 担当工程:製造以降
大阪は東京に比べて案件の母数が少ないので、この条件だと選択肢がかなり狭まります。
勤務地や工程の条件を広げたところ、紹介される案件数が一気に増えました。
条件を下げるのは損ではない
とはいえ「いやいや、そんなに条件を下げたら損するじゃん」と思うかもしれません。
ですが条件を変えずに1〜2ヶ月決まらなければ、その期間は収入も実務経験もゼロです。
僕はスキルアップを優先して、一時的に単価40万円の案件にシフトした時期があります。単価を落として探し直してもらったら、わりとすぐ見つかったんですよね。その後50万円に戻り、4年目に単価交渉で1万円アップ、現在は60万円前後です。
はじめは経験を優先して、単価は実務経験を積み上げながら上げていくほうが結果的に早いです。
スキルシートを丁寧に書く
スキルシートは丁寧に書きましょう。
詳しく書いたほうが、どんな経験をしてきたのかが企業に伝わりやすいからです。
エージェントは指摘してくれないことが多い
スキルシートについて、エージェントが何も指摘してこないケースは多いです。
つまり、自分で自分のスキルシートを見直すしかありません。
書き直して面談依頼が増えた実体験
僕も初めはスキルシートをわりと適当に書いていました。経験してきたスキルや工程に使用したツール、自己PRを詳細に書き直したところ、面談依頼数が体感でかなり増えました。
採用する側の視点で考える
同じスキルレベルのエンジニアが2人いて、一方は適当、一方は丁寧に書かれているとします。
どちらと面談したいかというと、いうまでもなく後者ですね。
適当に書いていると「仕事も適当にする人かな」「判断材料が足りない」と思われてしまいます.
まずは自分の経験を洗い出して、できるだけ詳細に書き直してみてください。
それでも決まらない時の2つの選択肢
エージェントも条件もスキルシートも見直して、それでも決まらない時の話です。
選択肢は2つあります。
正社員案件を並行して探す
正社員として実務経験を1〜2年積んでから、またフリーランス案件を探す手もありますね。
経験を積み直せば、次は格段に決まりやすくなります。
フリーランス案件が見つかるまで粘る
「もう正社員には戻りたくない」という方は、粘るのも選択肢です。
僕は正社員よりフリーランスの働き方が合っていたので、粘りました。
どちらが正解ということはなく、働き方の好みで選んで大丈夫です。
案件をスムーズに決めるための今後すべき対策

長い目で見て案件をスムーズに決めるための対策を2つ紹介します。
- スキルを磨き続ける
- ポートフォリオを作成する
今まさに決まらない状況の方も、先述の対処法と並行して実践してみてください。
スキルを磨き続ける
1つ目は、スキルを磨き続けることです。
プライベートでもスキルを磨いているエンジニアは、割と少ない印象があります。
当たり前のことで差別化できる
つまりスキルを磨くという当たり前のことをやるだけで、周りと差別化できるんですよね。
フリーランスはハイスキルが求められると思われがちですけど、実際そんなことはないんですよね。
案件の難易度にもよりますが、わりと普通に勉強してスキルを磨いていれば通用します。
普通のスキルがあれば案件は決まるので、普通以下にならないよう磨き続けることが大切です。
具体的なスキルアップのやり方は、以下の記事で解説しています。

ポートフォリオを作成する
ポートフォリオを作成するのも、案件を決めやすくするのに効果的です。
未経験の転職時だけでなく、現役エンジニアでも評価されるからです。
持っている人がほとんどいない
僕は過去にフリーランス案件の集団面談を何回か受けてきましたが、ポートフォリオを持っているエンジニアは一人もいませんでした。
実務経験があるから必要ない、という考えの人が多いのかなと。
実務経験とポートフォリオは二択ではない
たしかにエンジニアはポートフォリオより実務経験が重要です。
でも考えてみてほしいのですが、なぜどちらか2択にするのでしょうか?
とはいえ、どちらか一方を選ぶ必要はないんですよね。
実務経験を積み上げつつポートフォリオも作れば、その過程でスキルアップもできます。
スキルチェンジにもつながる
ポートフォリオは1つでいいので作成して、スキルシートにURLを記載しておきましょう。
僕もこのやり方でJavaからVue.jsの案件にスキルチェンジできました。フロントエンドを独学してJavaScriptでポートフォリオを作ったことが、評価につながったと考えています。
案件が決まらない時は焦らず原因から特定しよう

フリーランスエンジニアで案件が決まらない時の対処法を解説してきました。
重要なポイントをまとめます。
- 原因は「エージェントの選定」「希望条件」「スキル不足」の3つに大別できる
- エージェントは複数登録して、担当者との相性まで見る
- 希望条件は実力と釣り合っているか見直す。はじめは経験を優先するほうが結果的に早い
- スキルシートを詳細に書き直すだけでも面談依頼は増える
- 長期的にはスキルを磨き続け、ポートフォリオを1つ作っておく
案件が決まらない時は焦ってしまいがちです。
ですが焦ってもメンタルがすり減るだけで、状況は変わりません。
エンジニアは売り手市場なので、原因を特定して対策すれば案件は見つかります。
面倒なことも多いですが、今後のキャリアに直結する部分です。諦めずに探してみてくださいね。
エージェントへ相談する流れを知りたい方は、以下の記事にカウンセリングの実例をまとめています。

