スクールって多すぎてどれを選べばいいかわからない…。高い受講料を払って失敗したくないし、本当に転職できるのか不安で。
今回はプログラミングスクールの選び方を5ステップで解説するよ!現役エンジニア目線の基準を紹介するね。

現役フリーランスエンジニアのZettoです。未経験からプログラミングスクールを受講してエンジニアに転職しました。その後は実務1年半でフリーランスに転身。現在は複数の開発案件をこなしています。
【保有資格】Oracle認定 Java Gold / SEO検定全級 / WEBライティング実務士
未経験からエンジニアを目指すにあたり、プログラミングスクールを受講するのは時短になるので得策といえます。ですが、スクールの選び方を間違えると、数十万円と数ヶ月の時間を無駄にするリスクがあります。
この記事を読むことで、「どのスクールを選べばいいか」の判断軸が明確になり、後悔のない選択ができるはずです。
ぜひ参考にしてみてください!
プログラミングスクールの選び方5ステップ

さっそくプログラミングスクールの選び方を、5つのステップで解説します。
前提:目的を明確にする
プログラミングスクールを選ぶ前に、まず自分の目的を明確にしましょう。
目的によって、選ぶべきスクールが大きく変わります。
目的別で変わる選ぶべきスクールの方向性
| 目的 | 選ぶべきスクールの特徴 |
|---|---|
| エンジニアへの転職 | 転職支援が手厚い、就職実績が豊富 |
| 副業・フリーランス | 案件獲得サポートがある |
| 現職での業務自動化 | 特定ツール・言語に特化したコース |
| アプリ・サービスを作りたい | 自分でゼロから開発する経験が積める |
転職が目的なのに副業特化のスクールを選んでも、転職支援が薄くて結局は遠回りになります。
目的を決めたら、次に「どんなエンジニアになりたいか」まで掘り下げましょう。
- Webエンジニア(フロントエンド・バックエンド)
- インフラエンジニア
- AIエンジニア・データサイエンティスト
- スマホアプリエンジニア
この方向性が決まれば、学ぶべき言語・技術スタックも自然と絞られます。
【目的別】おすすめの学習言語早見表
| 目指す方向 | おすすめ言語・技術 |
|---|---|
| Webエンジニア(フロントエンド) | HTML/CSS / JavaScript / TypeScript |
| Webエンジニア(バックエンド) | Ruby / PHP / Python / Java |
| インフラエンジニア | Linux / AWS / CCNA系の資格 |
| AIエンジニア・データ分析 | Python / R |
| スマホアプリ | Swift(iOS)/ Kotlin(Android) |
一番効率がいいのはなんの言語を使うエンジニアになりたいのかを決めて、その言語を学習して転職することですね。
とはいえ、未経験者は「どの言語がいいのかわからない…」という方もいると思います。そういった方はとりあえず比較的習得難易度の低いRubyを学習すればいいかなと。実際、Rubyを学んだからといって、必ずしもRubyエンジニアにならないといけないわけではないので。
僕自身、プログラミングスクールではRubyを学びましたが、転職先の現場ではJavaを扱った実務をしました。そしてJavaのフリーランスとして独立し、今ではVue.js(TypeScript)がメインです。
ご自身がなりたいエンジニアが明確なら、それに合う言語を。明確でないなら、ひとまず入りとしてはRubyなどの習得難易度の低い言語から学ぶと良いです。
ステップ① AIを活用した学習カリキュラムかどうか確認する
プログラミング学習においてAIの活用は欠かせない時代になりつつあります。
ChatGPTやGitHub Copilotをはじめとする生成AIは、現役エンジニアの実務にもすでに入り込んでいます。実際、僕が参画している現場でも、コードの雛形生成にAIを使う場面は日常的です。
この流れを踏まえると、スクールのカリキュラムに「AIを活用した学習」が組み込まれているかどうかは、スクール選びにおいて最初に確認すべきポイントだと思っています。
AIを活用した学習カリキュラムで確認すべき2点
確認すべきポイントは以下のとおりです。
- GitHub CopilotやChatGPTを使った開発演習が組み込まれているか
- AIに頼りすぎず「自分で考える力」を養う設計になっているか
ここで注意してほしいのが、AIを使えば学習がラクになる、という話ではないという点です。
AIはあくまでツール。コードの意味を理解せずにAIが出した答えをコピペするだけでは、実務で応用が利きません。「AIを正しく使いこなせるエンジニア」になるためには、基礎的な読み書きの力が土台として必要です。
スクールがAIを「便利ツールとして使わせるだけ」なのか、「AIを使いながら本質的な思考力を鍛える設計になっているか」を見極めるのが、選び方のポイントです。
AIツールを知らないエンジニアは、これから現場で遅れをとります。ただし、AIに依存しすぎるのも危険。「AIを道具として使いこなす力」を育てるカリキュラムかどうかを確認しておきましょう。
ステップ② 講師が現役エンジニアかどうか確認する
プログラミングスクールの選び方で、見落とされがちなのが「誰に教わるか」という観点です。
スクールによっては、以下のような講師が担当する場合があります。
- スクールを卒業したばかりの学生アルバイト
- エンジニア経験が1〜2年程度の初心者
- 特定分野しか経験のない専門家
学ぶことの本質は「現場で通用するスキル」を身につけることです。なので、現役で実務をこなしているエンジニアから学ぶことが理想です。
現役エンジニア講師かどうかを確認するポイント
確認すべきポイントは以下のとおりです。
- 講師の実務経験年数(3年以上が目安)
- 担当している案件の種類(Webアプリ・システム開発など)
- コードレビューの質(実務レベルのフィードバックがもらえるか)
現役エンジニアの講師かどうかは、スクールの無料体験やカウンセリングの段階で確認しておきましょう。
講師のレベルが、学習の質を決めます。「現役エンジニアが担当」と書いてあっても、具体的な実務内容まで確認するといいですよ。
ステップ③ ポートフォリオ制作の内容を確認する
転職活動において、ポートフォリオ(自分が作った成果物)は採用担当者が重視する要素のひとつです。
でも、スクールによっては「全員が同じTODOアプリを作る」という画一的なカリキュラムのところもあります。これは、採用担当の立場から見ると正直あまり評価されません。
採用担当者が評価するポートフォリオの条件
採用担当者がポートフォリオを見るときに注目するポイントは、以下のとおりです。
- 自分で企画・設計したオリジナルのサービスかどうか
- GitHubにコードが公開されているか
- 読みやすいコードが書けているか(コードの品質)
- 技術選定の理由を説明できるか
「なぜこの機能を作ったのか」「なぜこの技術を選んだのか」を自分の言葉で説明できるかどうかが、面接でも重視されます。
スクール選びの段階で、「ポートフォリオの制作をどのようにサポートしているか」を確認しておきましょう。カリキュラムが手取り足取りの場合、卒業後に自走できなくなるリスクもあります。
テンプレート通りのポートフォリオは企業に見飽きられています。自分でゼロから考えて作る経験があるかどうかが、差になりますね。
ステップ④ 転職支援の「中身」を確認する
「転職成功率99%」「転職保証あり」という言葉に飛びつく前に、その中身を冷静に確認しましょう。
- 自社開発企業への転職実績が具体的に何件あるか
- SES企業以外の紹介実績(受託開発や自社開発など)もあるか
- 転職保証の適用条件(年齢・期間・活動量など)の詳細
「転職保証があるから安心」ではなく、「保証なしでも転職できる実力がつくか」を軸に考えましょう。
また、スクール卒業後は、「自分でも転職活動をしていいかどうか」も確認したほうがいいです。スクールの紹介限定になると、数が打てないので。
転職成功率の数字より「どんな企業に転職できているか」を見る方が大事です。また、スクールからの紹介+自分でも転職活動できるところがいいですね。
ステップ⑤ 学習スタイルとサポートが自分に合っているか確認する
最後のステップは、自分のライフスタイルに合った学習スタイルかどうかです。
学習スタイルは、大きく分けて以下の3つです。
- オンライン完全型:場所を選ばず学べる。忙しい社会人向き
- 通学型:集中しやすい環境。モチベーション維持に向く
- ハイブリッド型:オンラインと通学を組み合わせる
どれが優れているという話ではなく、自分のライフスタイルに合っているかが大事です。
サポート体制で確認すべき3点
サポートについては以下を確認しましょう。
- 質問できる環境(チャット対応時間・回答速度)
- メンタリングの頻度(週1回?随時相談可能?)
- 学習管理の仕組み(進捗管理・モチベーション維持の仕組み)
特に独学で挫折した経験がある方は、「質問できる環境」が最重要です。わからないことがあっても、その場で聞けない環境だと学習が止まってしまいます。
社会人は時間が限られているので、スキマ時間で学べるオンライン型が僕はおすすめかなと。ただし、自己管理が苦手な方はメンタリングが手厚いスクールを選ぶといいですよ。
失敗するプログラミングスクールの選び方【やりがちなミス3選】

ここでは、未経験エンジニアがよくやりがちなスクール選びのミスを3つ紹介します。
ミス① 受講料の安さだけで決める
「なるべく費用を抑えたい」という気持ちはわかります。ただ、安いスクールには以下のようなリスクがあります。
- 講師のサポートが薄い(質問しても返答が遅い・的外れ)
- 学習教材の質が低い
- 年齢制限がある可能性がある
プログラミングスクールは「投資」です。
安いスクールを選んで学習に数ヶ月かかり、転職にも失敗した場合、本末転倒です。時間と機会コストの損失は、相当なものになりますので、費用対効果で考えるのが得策です。
ミス② 「転職保証」という言葉を鵜呑みにする
先述した通り、転職保証の条件は非常に厳しい場合があります。
保証の適用条件として、よくあるのは以下のとおりです。
- 年齢制限(〇歳未満のみ)
- 週5日以上の学習が必須
- 提出物をすべて期日通りに提出すること
- 転職活動中に〇社以上応募すること
条件を満たせなかった場合、保証は適用されません。受講前に規約を細かく読んでおきましょう。
ミス③ 自分のゴールと学べる技術がズレている
「とりあえず人気のスクールを選ぶ」という判断は危険です。
たとえば、Web制作で副業したいのにJavaを学んでも、Web制作の案件には直結しません。AIに関わる仕事がしたいのにPHPを学んでも遠回りです。ゴールと学ぶ技術を一致させることが、最短でスキルを身につける鉄則です。
スクール選びの前に「自分がどうなりたいか」を言語化するだけで、ほとんどのミスは防げます。
無料カウンセリングで必ず聞くべき質問

ほとんどのプログラミングスクールは、入校前に無料のカウンセリングや体験授業を提供しています。これを最大限に活用するために、以下の質問は必ず聞いておきましょう。
質問① 「受託開発や自社開発企業への転職実績を教えてください」
「転職成功率〇〇%」という数字ではなく、「受託開発企業や自社開発企業への実績が何件あるか」を聞くのがポイントです。
SES(客先常駐)中心の紹介しかできないスクールもあるので、自分が目指したいキャリアに合っているかを確認しましょう。
質問② 「教材の最終更新はいつですか?」
プログラミングの技術は進化が速いです。数年前の教材のままでは、現場で通用しない技術しか学べない可能性があります。教材が定期的にアップデートされているかどうかを確認しましょう。
プログラミングスクールの選び方に関するよくある質問【FAQ】

Q1. 30代未経験でもプログラミングスクールで転職できますか?
できます。ただし、20代よりも「前職の経験×プログラミング」の掛け合わせが求められます。
たとえば、営業職の経験があればシステム営業やカスタマーサクセス職への転職がしやすくなります。医療・製造・物流などの業界経験があれば、その業界向けのシステム開発企業から重宝されるケースもあります。
前職の経験を「弱み」ではなく「掛け合わせる武器」と考えると、転職の可能性が広がります。
Q2. 独学とスクール、どちらが転職に有利ですか?
転職の速さという観点だとスクールに軍配が上がります。
独学の場合、以下のような壁にぶつかりやすいです。
- エラーが解決できず数日間止まる
- 何を学べばいいか迷ってしまう
- ポートフォリオの作り方がわからない
スクールはこれらをお金でショートカットする手段です。自己管理能力が高く、調べて解決するのが苦にならない方は独学でも十分エンジニアになれます。
Q3. 受講前に準備しておくことはありますか?
ProgateやドットインストールなどのWebサービスで、HTML/CSSかPythonの基礎を1周しておくことをおすすめします。
理由は2つです。
- プログラミングの適性を事前に確認できる(スクール代を払う前に「向いているか」を知れる)
- スクール入校後のスタートダッシュが早くなる
無料で使えるので、受講前に試しておく価値は十分あります。
プログラミングの基礎から学びたい方は、こちらの記事も参考になるかなと思います。

プログラミングスクールは人生を変える投資

プログラミングスクールの選び方を解説しました。
選び方のポイントを改めて整理すると、以下のとおりです。
- 前提:目的を明確にする(転職・副業・スキルアップ?)
- ステップ① AIを活用した学習カリキュラムかどうか確認する
- ステップ② 講師が現役エンジニアかどうか確認する(実務3年以上が目安)
- ステップ③ ポートフォリオ制作がオリジナル開発かどうか確認する
- ステップ④ 転職支援の「成功率の中身」を確認する
- ステップ⑤ 自分のライフスタイルに合った学習スタイルを選ぶ
避けるべき失敗パターンは以下のとおりです。
- 受講料の安さだけで決める
- 「転職支援」の言葉を鵜呑みにする(中身を必ず確認する)
- 自分のゴールと学ぶ言語・技術がズレている
プログラミングスクールは人生を変える投資になり得ます。僕自身、スクールを経てエンジニアに転職し、フリーランス転身まで実現できました。選び方さえ間違えなければ、スクールは最短ルートになります。
まずは今日中に気になるスクールの無料カウンセリングを1〜2件予約してみてください。行動しないことが、最大のリスクです。
スクールを選ぶ前に、プログラミング学習の全体的な始め方を把握しておくと判断がしやすくなりますよ。

スクールを決めた後は、挫折せずに学習を続けることが大事です。挫折しがちなポイントと対策を知りたい方はこちら。

スクールの選び方がこんなに奥深いとは思わなかった!
ちゃんと基準を持って選びます!
焦らず、自分のゴールに合ったスクールをじっくり選んでね。
カウンセリングで気になることは全部聞くのがコツだよ!
