【感想】サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 三戸 政和
概要
この本では、以下のような事を述べています。
- 人生百年時代を生き抜くための戦略
→ 投資家になろう - サラリーマンが起業するリスク
- 飲食店経営に手を出すべきでない理由
- 起業でなく、中小企業を個人買収すべき理由
- サラリーマンが中小企業の個人買収に向いている理由
個人的な感想
個人的な感想として、この本の読者対象が「ただのサラリーマン」ではないことが気になりました。
この本のメインターゲットは、「大企業勤務の40~50代の中間管理職のサラリーマン」です。
日本の中小企業の7割は後継者が不足しているそうです。また、社長の平均年齢は約60歳とのこと。
これらの現状から、たとえ黒字の会社であっても事業を継承できず倒産している中小企業が山のようにあります。つまり、中小企業の「大廃業時代」の到来です。
そこで、「大企業勤務の40~50代の中間管理職のサラリーマン」が培ってきたキャリアを活かし、中小企業を個人買収し、資産を形成していこう!
というのが筆者の提案です。
仮に現状赤字の中小企業でも、大企業勤務で中間管理職を努めてきた方ならマネジメント次第で黒字転換する事が容易な例は多いそうです。
なので、「若くして起業!」みたいな目的の人には参考になり辛いのかもしれません。
逆に、現在40~50歳の方で資産形成に悩んでいる、もしくは脱サラを狙っている等の方にはキャリアを活かし、資産を形成するためのヒントが詰め込まれているので参考になると思います。
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