- ITエンジニアの仕事は割に合わない?
- このまま今の会社や案件で働き続けていい?
こんな疑問にお答えします。
本記事で解説する対処法を押さえれば、収入と働き方を自分で変えていけます。

記事を書いている僕は、現役フリーランスエンジニアです。会社員から実務経験1年半で独立し、現在はフリーランス5年目です。
割に合わないと感じる原因は、給与の構造や案件の内容にあることが多いです。
今の働き方を変えるきっかけが欲しい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
ITエンジニアが割に合わないと感じる原因

ITエンジニアが割に合わないと感じる主な原因を解説します。
- 入社時点で給料が低い
- 納期が厳しい案件
- SES企業の給与構造
ひとつずつ確認していきましょう。
入社時点で給料が低い
入社時点の給料が低いと、その後も割に合わないと感じやすくなります。
同じ会社では給料が上がりにくい
理由は、同じ会社で働き続けても、給料が短期間で大幅に上がるケースは多くないからです。
たとえば、入社時点の手取りが月18万円だった人が、3年後に手取り50万円まで上がるケースはあまり見かけません。
昇給しても、手取り30万円前後まで時間がかかることもあります。
会社の利益が増えても、人件費へ十分に回されなければエンジニアの給料は増えにくいです。
会社の業績が伸びていない場合も、大きな昇給は期待しにくくなります。
成長後も評価が変わりにくい
また、新人時代の印象が残り、成長した後も評価が変わりにくいケースがあります。
仕事内容と給料が見合わない状態が続くなら、社内の評価制度や転職市場の年収を確認するのもありですね。
納期が厳しい案件
納期が厳しい案件では、仕事の負担に対して収入が見合わないと感じることがあります。
成果が給料へ反映されにくい
正社員は成果に応じて毎月の給料が変わる歩合制ではなく、基本給を中心とした給与体系が一般的だからです。
納期に間に合わせるために成果を出しても、増えるのは残業代だけというケースもあります。
固定残業代が採用されている会社では、一定時間まで追加の残業代が出ない場合もあるため確認が必要です。
負担が続く場合の判断基準
同僚より多くの仕事を担当していても、給料にほとんど差がつかないこともあります。
特に忙しい状況で評価へ反映されなければ、不公平に感じやすいですよね。
納期の厳しさが一時的なものか、常に続いているのかを見極めることが大切です。
僕も納期に追われる現場を経験しましたが、案件が変わるだけで働きやすさはかなり変わります。
SES企業の給与構造
SES企業で働くエンジニアは、契約金額と給料の差から割に合わないと感じることがあります。
SESの契約構造
SESとは、エンジニアの技術力や労働時間を取引先へ提供する契約形態です。
企業によっては複数の会社が契約に入り、エンジニアが受け取る給料の割合が低くなる場合があります。
契約の流れには、次のようなケースがあります。
- A社がB社へシステム開発を依頼する
- B社がC社へ業務の一部を依頼する
- C社に所属するエンジニアが案件へ参画する
間に入る会社が増えるほど、各社の利益や管理費が差し引かれる仕組みです。
単価と評価基準を確認する
ただし、給与水準や還元率はSES企業ごとに異なります。
自分の契約単価や評価基準を確認し、仕事内容に合う給料を受け取れているか判断してみると良いかなと。
ITエンジニアが割に合う収入を得る方法

ここからは、仕事の負担に見合う収入を得るための方法を解説します。
- 正社員ならフリーランスになる
- フリーランスなら現場を変えて単価を上げる
- 納期に余裕のある案件へ変える
- 希望年収を交渉して転職する
それぞれの方法を見ていきましょう。
正社員ならフリーランスになる
実務経験を積んだ正社員なら、フリーランスへの転身も選択肢になります。
独立すると収入が変わる理由
会社を通して受け取っていた報酬を、フリーランスでは契約単価として直接受け取れるからです。
僕の単価が上がった経緯
僕は会社員時代、年収約280万円で手取りは月17万円ほどでした。
実務経験1年半でフリーランスになり、最初の案件では月単価50万円で契約できました。
その後はスキルアップを優先して月単価40万円の案件へ移り、再び50万円台まで上げています。
現在の月単価は税込60万円前後です。
独立前に確認したい注意点
一方で、フリーランスには会社員と異なる点もあります。
- 案件が終了した後は、次の契約を探す必要がある
- 税金や社会保険を自分で管理する
- 有給休暇や会社の福利厚生は原則として使えない
- 働いた月と入金される月にずれが生じることがある
収入だけで判断せず、必要な手続きや生活費も含めて検討することが大切です。
僕の場合はフリーランスエージェントを利用し、独立後に案件が途切れたことはありません。
フリーランスに興味があるなら、複数のエージェントへ無料相談して案件相場を確認するところから始めるのもありですね。
フリーランスなら現場を変えて単価を上げる
フリーランスで仕事量と報酬が見合っていないなら、次の案件を探して単価アップを狙う方法があります。
案件によって単価が変わる理由
同じスキルでも、業界や商流、担当する工程によって提示される単価が変わるからです。
僕は月単価40万円の案件に参画していた頃、50万円前後の仕事も担当できる感覚がありました。
単価を上げるために行ったこと
そこでエージェントへ相談したところ、月単価50万円の案件を紹介してもらえました。
新しい現場でも仕事を評価してもらい、自分が想定していたより高い単価を目指せるとわかったんですよね。
まずはスキルシートを更新し、同じ経験を持つエンジニアの案件単価と比べてみると良いかなと。
単価だけでなく、次に伸ばしたいスキルを使える案件かも一緒に見ておくと選びやすいです。
納期に余裕のある案件へ変える
今の現場で厳しい納期が続いているなら、スケジュールに余裕のある案件へ変える方法もあります。
収入だけで判断しない
同じ収入でも、残業時間や求められる作業量によって負担は大きく変わるからです。
正社員が相談するときのポイント
正社員の場合は、上司や営業担当へ次の内容を具体的に伝えてみましょう。
- 残業時間が継続的に増えている
- 納期に対して必要な人員が足りていない
- 業務量を見直してもらいたい
- 別の案件への異動を希望している
フリーランスが確認する条件
フリーランスの場合は、エージェントへ希望する残業時間や開発体制を伝えます。
「納期がゆるい案件」だけでは条件が伝わりにくいため、月の残業時間やチーム人数まで具体的に確認するのがおすすめです。
収入だけでなく、稼働時間も比較すると自分に合う案件を選びやすくなります。
希望年収を交渉して転職する
今の会社で大幅な昇給を見込みにくい正社員は、転職によって年収を上げる方法があります。
転職で年収を上げやすい理由
会社の給与制度を変えるより、経験を評価してくれる会社を探すほうが早いケースもあるからです。
希望年収の根拠を伝える
たとえば現在の年収が400万円で、500万〜600万円を希望するなら、その金額に合う実績を説明できるようにします。
担当した工程や使用技術、改善した内容を数字と一緒に伝えると、希望年収の根拠を示しやすくなります。
希望額だけを伝えるのではなく、求人相場や自分の経験と照らし合わせることが大切です。
今の会社と転職先の両方で条件を確認し、納得できる金額を選ぶと良いですね。
希望額を伝えるのは気が引けますが、根拠になる経験を整理しておくと話しやすくなります。
エンジニアとして市場価値を高め続ける方法

収入を継続して上げるには、経験の積み方も意識する必要があります。
- スキルを磨く
- 成長できる案件に入る
- 同じ現場に長く居続けない
具体的に解説します。
スキルを磨く
エンジニアとして市場価値を高めるには、継続してスキルを磨くことが大切です。
スキルが市場価値につながる理由
エンジニアは、システム上の問題を見つけて解決する仕事だからです。
技術への理解が深まれば、原因を調べるスピードや修正の正確さも上がります。
現場からの評価が上がると、担当できる仕事や応募できる案件の幅も広がります。
僕が続けた学習
僕はフリーランス初期にスキル不足を感じ、通勤中や帰宅後にJavaを学び直しました。
Javaの資格勉強や参考書での学習に加え、paizaの問題にも取り組みAランクを取得しています。
AI時代も基礎を身につける
最近はAIがコード作成を支援してくれますが、出力を確認して直すには基礎知識が欠かせません。
自分でコードを読み書きする練習を続けたうえで、AIを補助として使うと効率がいいです。
成長できる案件に入る
市場価値を高めるには、次の仕事につながる経験を積める案件を選ぶことが大切です。
案件によって経験が変わる
同じ期間働いても、担当する業務によって身につくスキルが変わるからです。
案件選びで確認するポイント
案件を選ぶときは、次の点を確認してみてください。
- 新しい機能の設計や実装を担当できるか
- コードレビューを受けられるか
- 使用する技術が今後のキャリアにつながるか
- 要件定義や顧客との調整を経験できるか
仕事内容を具体的に確認する
資料作成やテスト、顧客対応が多い案件でも、業務の内容によっては立派な経験になります。
たとえばテスト設計や要件定義は、品質や仕様を考える力につながります。
一方で、決められた作業だけを長期間繰り返す場合は、新しく身につくスキルが少ないこともあります。
案件名だけで判断せず、どの工程をどこまで担当できるか確認するのがおすすめです。
僕も目先の単価より経験を優先した時期があり、その経験が次の単価アップにつながりました。
同じ現場に長く居続けない
同じ現場で働き続ける場合は、新しい経験を積めているか定期的に確認することが大切です。
同じ現場に居続ける注意点
同じ技術や業務だけを担当していると、経験の幅が広がりにくくなるからです。
現場を変えるか判断する基準
目安として3年以上同じ現場にいるなら、次の点を振り返ってみましょう。
- 新しい技術や開発工程を経験できているか
- 担当する仕事の範囲が広がっているか
- 単価や給料が経験に応じて上がっているか
- 今後も身につけたいスキルを学べるか
現場を変えて得られる経験
1〜2年ごとに現場を変えると、異なる開発手法や技術に触れる機会が増えます。
現場ごとに仕事の進め方やチーム構成が変わるため、対応できる環境の幅も広がります。
在籍年数だけで決めない
一方で、同じ現場でも役割や使用技術が変わっているなら、無理に移る必要はありません。
在籍年数だけで決めず、今後のキャリアにつながる経験を積めているかで判断すると良いかなと。
自分に合う収入と働き方を選ぼう

ITエンジニアが割に合わないと感じる原因には、給与制度や納期、契約構造などがあります。
仕事内容に対して給料が低い状態でも、今の会社だけを基準にする必要はありません。
転職や案件変更、フリーランスへの転身によって、収入と働き方を変えられる可能性があります。
僕自身も会社員からフリーランスへ移り、月単価50万円から現在の税込60万円前後まで上げてきました。
まずは自分のスキルと求人相場を比べ、今の給料や単価が見合っているか確認してみてください。
そのうえで、転職エージェントやフリーランスエージェントへ相談すると次の行動を決めやすくなります。
今の働き方に違和感があるなら、自分が納得できる環境を探すところから始めてみるのがおすすめです。
今の仕事だけで判断せず、エンジニア全体の将来性も一緒に見ておくと次の動きを決めやすいです。
ITエンジニアの将来性も確認したい方は、以下の記事も続けて読んでみてください。

