フリーランスエンジニアは楽?6年目が語る実態と楽になる3つの条件

Mirai

フリーランスエンジニアって、実際のところ楽なの?

Zetto

案件や開発フェーズによりますね。比較的に楽な案件もあれば、しんどい時期もあるって感じですね。

この記事では、フリーランスエンジニアが「楽」と感じる実態と、楽になるための条件を解説します。

Zettoのライタープロフィール

本記事の専門性
現役フリーランスエンジニアのZettoです。2022年に実務1年半でフリーランスに転身し、現在6年目。週1出社・フルリモート中心で月単価60万円で稼働しています。

この記事を読めば、フリーランスエンジニアが楽と感じる場面・楽じゃない側面・楽になれる人の条件がすべてわかります。

ぜひ参考にしてみてください。

目次

フリーランスエンジニアの「楽」を3種類に整理する

フリーランスの楽3種類

「フリーランスは楽」というイメージには、3つの種類があります。

  • 精神的な楽:上司・社内政治・理不尽な指示から解放される
  • 時間的な楽:通勤ゼロ・自分でスケジュールをコントロールできる
  • 肉体的な楽:フルリモートで体の消耗が激減する

楽の種類によって、実現できるタイミングや条件が変わります。

精神的な楽:上司・社内政治・理不尽な指示から解放される

フリーランスが楽と感じる一番の理由は、精神的な解放感ですね。

会社員時代は、仕事そのものより「社内の人間関係」でエネルギーを消耗することが多いです。意味のない会議・根回し・上司への報告。仕事とは別のところで体力が削られます。

僕が会社員だったころ、上司からの「そんなこともわからないのか」という圧で、精神的に消耗する毎日でした。

フリーランスになると、この消耗が減る傾向にあります。理由は次の通りです。

  • 報告ラインが上司ではなくクライアントになるため
  • 社内政治や昇進争いと無縁になる
  • 合わない案件は次の更新で変えられる

「この案件、合わないな」と感じたら、契約を更新せず新たな案件にシフトすればOKです。

心の余裕が、会社員時代とまったく違います。

時間的な楽:通勤ゼロ・自分でスケジュールをコントロールできる

フリーランスの「時間の楽」で一番インパクトが大きいのは、通勤の消滅です。

片道30分の通勤でも、往復1時間。週5日なら月に約20時間が通勤だけで消えます。リモート案件に転身すると、この20時間が丸ごと自分の時間になります。

僕の場合、朝はゆっくり起きてお茶を飲み、9時に業務を開始します。午後は定時で切り上げ、筋トレや副業の時間に充てる。これが普通の1日のリズムになっています。

会社員時代は残業が当たり前の雰囲気でしたが、フリーランスは残業の少ない案件に切り替えることで定時に帰れる頻度も上がります。

通勤がなくなるだけで、生活の質がここまで変わるとは正直思っていませんでした。「その時間を何に使うか」を自分で決められる感覚が、一番の楽さかなと感じています。

肉体的な楽:リモートで体の消耗が激減する

リモートで働けるようになると、体の疲れ方がまったく変わります。

満員電車のストレス・スーツや身だしなみへの気遣い・オフィスでの緊張感。これらは地味に体を消耗させます。リモートワークになると、次のような変化があります。

  • 満員電車のストレスがゼロになる
  • 食事を自分のペースで管理できるようになる
  • 気が向いたときに少し歩いてリフレッシュできる

僕自身、フリーランス転身後に筋トレを週3〜4回の習慣にできたのは、体力と時間の余裕が生まれたからです。会社員のころは帰宅後にジムへ行く余力がほとんどありませんでした。

体の楽さは、精神・時間の楽に比べてあまり語られないポイントです。ただ積み重なると、生活の質に大きく影響します。

フリーランスエンジニアの「楽」は、精神・時間・肉体のすべてにわたります。

Zetto

精神的な楽・時間的な楽・肉体的な楽の3つのうち、どれを一番実感するかは人によって違います。僕は正直「精神的な楽」が一番大きかったですね。上司がいなくなっただけで、仕事の楽しさが別次元になりました。

フリーランスエンジニアが実際に楽と感じる場面【1日の実例つき】

エンジニアが楽と感じる場面

実際のフリーランスエンジニアの1日を見ると、楽になれる理由が具体的にわかります。

  • 週4リモート稼働・月単価60万円のある1日
  • 案件・稼働時間・単価を自分で決められる安心感
  • 保守運用フェーズに入ると時間的余裕が生まれやすい

ひとつずつ見ていきます。

週4リモート稼働・月単価60万円のある1日

僕の実際の1日のスケジュールを公開します。

  • 7:30 起床。お茶を飲みながら副業や資格勉強をする
  • 9:00 業務開始。タスクの優先順位を整理
  • 9:30〜12:00 コーディングやその他作業(集中タイム)
  • 12:00〜13:00 昼食・軽い休憩
  • 13:00〜17:30 コーディングやその他作業
  • 17:30〜18:00 翌日のタスク整理・不明点の調査
  • 18:00 業務終了。晩御飯たべて、筋トレへ

いまはあえて週1回出社にしていますが、週4回は通勤ゼロ・残業ほぼなし。夜は自分の時間をフルで使えます。それでも月単価60万で稼働しているので、時給換算すると会社員時代の2〜3倍の水準になります。

Zetto

会社員1年目のころは手取り17万円でした。フリーランスの初案件で50万円が振り込まれたときの衝撃は、今でも覚えています。同じエンジニアでも働き方次第でここまで変わるんだと、そのとき初めて実感しましたね。

案件・稼働時間・単価を自分で決められる安心感

フリーランスの楽さのひとつは、「案件を自分で選べる」という感覚です。

会社員はプロジェクトも案件も上司が決めます。合わない仕事でも断れない状況が続くと、じわじわとストレスになります。

フリーランスはエージェントを通じて複数の案件から選べます。選べる条件は以下の通りです。

  • 技術スタック(使う言語・フレームワーク)
  • リモートか常駐か
  • 週何日稼働か
  • 月単価の目安

こういった条件を自分で交渉・選択できます。

僕は現在Vue.js(TypeScript)の案件に絞っています。自分の意志でスキルチェンジして、自分で案件を選んだ結果です。

フリーランスになるための7ステップについては、以下の記事でロードマップ全体をまとめています。転身の流れを把握したい方はあわせて確認してみてください。

保守運用フェーズに入ると時間的余裕が生まれやすい

開発フェーズと保守運用フェーズでは、業務の密度がかなり違います。

新規機能の開発フェーズは設計・実装・テストが続くため、タスクが詰まりがちです。システムが一通り完成した保守運用フェーズは、次のような特徴があります。

  • 突発的な障害対応がなければ、タスクの密度が下がる
  • 定常業務(軽微な不具合対応・改修・ログ確認・定期バッチの監視など)が中心になる
  • 業務後にスキルアップや副業に使える時間が生まれやすい

僕も保守運用メインのフェーズでは基本は定時に切り上げ、ブログ更新や新しい技術のキャッチアップに時間を使えています。

「楽さ」と「収入の高さ」はトレードオフになることもあります。楽さを優先するか、スキルアップや単価アップを優先するか。このバランスを自分で選べることが、フリーランスならではの自由ですね。

Zetto

保守運用フェーズが長く続くと、スキルの成長が鈍くなるデメリットもあります。楽さと成長の両立を考えると、フェーズのバランスが取れた案件を選ぶのが僕的にはベストだと感じています。

楽になれるまでの期間と条件【フリーランス6年目の正直な話】

楽になるまでの期間と条件

「楽」を実感できるようになるには、ある程度の準備期間があります。

  • 楽を実感できるスキルと単価の目安
  • 最初の1〜2年はむしろしんどい。準備期間のリアル
  • 常駐案件 vs フルリモート案件で「楽さ」は大きく変わる

それぞれのポイントを解説します。

楽を実感できるスキルと単価の目安

フリーランスで「楽」を感じられるようになる目安は、月単価50万円以上 × リモート案件の組み合わせです。

月単価50万円(税込)なら、年収換算で600万円前後。会社員の平均年収を大きく上回る水準です。このラインに達するために必要なスキルは、おおよそ以下の通りです。

  • 実務経験2年以上
  • 主力言語・フレームワークでの独力実装力
  • 設計・コードレビューへの参加経験
  • Gitを使ったチーム開発の経験

スキルが不十分なまま単価だけ高くしても、案件でついていけずに精神的に追い詰められます。

「楽」の前提には、スキルに余裕があることが必要です。

フリーランスに必要なスキルの詳細は、以下の記事で優先順位付きでまとめています。転身前の準備として確認してみてください。

最初の1〜2年はむしろしんどい。準備期間のリアル

正直に言うと、フリーランス最初の1〜2年は楽じゃないケースが多いです。しんどい理由は次の3つです。

  • スキルが案件に追いついておらず、プレッシャーを感じやすい
  • 収入が安定するまで金銭的な不安がある
  • 確定申告・保険・年金など、自分でこなす手続きが増える

僕自身、フリーランス2案件目では4日の予定の開発に約1ヶ月かかりました。

「このままでは契約を切られる」というプレッシャーの中、通勤電車でもProgateをやり、帰宅後もフルコミットで学習を続けていました。

楽を手に入れるための「しんどい時期」は、ほぼ全員が通る道かもです。ただ、その時期を乗り越えたあとの楽さは、会社員では絶対に味わえないレベルになります。

Zetto

最初の1〜2年のしんどさを知らないまま転身すると、「こんなはずじゃなかった」となりやすいです。事前に覚悟できているかどうかで、乗り越えられるかどうかが大きく変わると感じています。

常駐案件 vs フルリモート案件で「楽さ」は大きく変わる

同じフリーランスでも、常駐かリモートかで日々の生活がまったく違います。常駐案件(クライアント先に毎日通う)の特徴は次の通りです。

  • 毎日通勤が発生する
  • 勤務時間・環境がクライアントに依存する
  • 人間関係が会社員時代に近い形になる

フルリモート案件の特徴は次の通りです。

  • 通勤なし・自宅から稼働できる
  • コミュニケーションはSlack・Zoom中心
  • 業務外の時間を自由に使いやすい

フリーランスを選ぶ理由の多くは「自由な働き方」ですが、常駐案件が続くと会社員とあまり変わらない感覚になります。

最初はリモート案件を取りにくいケースもありますが、スキルと実績が積み上がるにつれてリモート案件に移行できます。

楽な働き方を目指すなら、リモート案件への移行を意識した案件選びが重要です。

Zetto

楽を実感できる条件は、スキル・単価・リモートの3つが揃ってから。この3つが揃うと、生活の質が一気に変わる感覚がありますね。

楽に見えて楽じゃない落とし穴と、楽になれる人の条件

楽な落とし穴と条件

楽な部分ばかりを強調するのは正直じゃないので、しんどい側面もきちんと伝えます。

  • 収入の不安定さが生む精神的プレッシャー
  • 自己管理・営業・確定申告など、会社がやってくれていた仕事の重さ
  • 楽になれる人・なれない人を分ける3つの分岐点

詳しく掘り下げていきます。

収入の不安定さが生む精神的プレッシャー

フリーランスの精神的なしんどさの一番の原因は、収入の不安定さです。

会社員は毎月決まった給料が振り込まれます。フリーランスは案件が切れたら収入がゼロになります。

「次の案件がすぐ見つかるか」というプレッシャーは、特に最初のうちに大きく感じます。ただ、エージェントをうまく活用している場合、実態として案件が途切れにくいことも多いです。

僕自身は6年間で案件が完全に途切れた経験はありません。ただ、「いつ切れるかわからない」という感覚が完全にゼロになることはないですね。

貯金を6ヶ月分以上積み上げておくと、プレッシャーはかなり和らぎます。

自己管理・営業・確定申告など、会社がやってくれていた仕事の重さ

フリーランスになると、これまで会社がやってくれていた仕事が全部自分の仕事になります。主なものは次の通りです。

  • 確定申告(税金の計算・申告)
  • 健康保険・国民年金の手続き
  • 案件の営業・契約交渉
  • 勤怠管理・請求書の発行
  • スキルアップへの自己投資

これらを全部一人でこなすと、時間とエネルギーが取られます。僕の場合、確定申告は税理士に丸投げしています。

その分の時間をコーディングやブログ更新に使う方が有意義という判断です。

会社員時代は当たり前すぎて気づかなかった「会社のサポート」の大きさを、フリーランスになって初めて実感します。

Zetto

確定申告を自力でやろうとして毎年焦る人をよく見ます。最初から税理士に任せると決めておくと、心理的な負荷がぐっと下がりますよ。費用は年3〜5万円が多いですが、時間と精神面のコストを考えると全然ありかなと。

楽になれる人・なれない人を分ける3つの分岐点

フリーランスで楽になれる人とそうでない人には、はっきりした違いがあります。楽になれる3つの条件は次の通りです。

  • リモート案件を獲得できるスキルレベルにあること
  • 最低6ヶ月分の生活費を貯金してから転身していること
  • 自己管理(タスク・学習・モチベーション)が苦にならないこと

この3つが揃っていない状態で転身しても、楽どころか会社員より過酷な状況になりやすいです。

「フリーランスは楽そう」という理由だけで転身するのは、後悔につながりやすいです。

楽を手に入れるには、まず会社員エンジニアとしてスキルを積み上げることが前提になります。

フリーランス独立に必要な経験年数については、以下の記事で詳しく解説しています。転身のタイミングに迷っている方はあわせて読んでみてください。

楽に見える部分と楽じゃない部分、両方を把握した上で転身を判断することが大切です。

Zetto

楽になれる人の条件をシンプルに言うと、「会社員時代に地道にスキルを積み上げてきた人」だと感じています。近道しようとして転身を急ぐと、結果的に遠回りになることが多いですね。

結論:フリーランスエンジニアは条件を満たせば確かに楽になれる

フリーランスは楽になれる

フリーランスエンジニアが楽になれるかどうかは、条件次第です。

この記事のポイントをまとめます。

  • 楽の種類は「精神的・時間的・肉体的」の3種類ある
  • 楽を実感できる目安は月単価50万円以上 × リモート案件
  • 最初の1〜2年はしんどい時期があることを覚悟する
  • 楽になれる前提は「スキル・貯金・自己管理力」の3つ

フリーランスは確かに楽になれる働き方です。ただし、「楽して稼げる」という意味ではありません。

会社員時代にスキルを磨き、準備を整えた上で転身した人が楽さの恩恵を受けられます。

「いつかフリーランスになりたい」と思っているなら、まず今のポジションで技術力を上げることが先決です。

Mirai

楽になれるかどうかは、スキルと準備次第なんだね。まずは今の現場で実力を積み上げることが先なんだ!

Zetto

楽になるまでに時間はかかるけど、スキルが積み上がると一気に景色が変わりますよ。焦らず着実に進んでいこう!

フリーランスエンジニアとして独立するためのステップをまとめた記事があります。ロードマップ全体を確認して、転身の準備を始めてみてください。

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