フリーランスエンジニアになるまでの道筋が見えず、こんな疑問を抱えていませんか?
- フリーランスエンジニアになるには、何から始めればいいの?
- IT未経験からでもフリーランスエンジニアになれるの?
- 会社員エンジニアから独立する手順を知りたい
こんな疑問にお答えします。
この記事では、ゼロからフリーランスエンジニアになるためのロードマップを全行程に分けて解説します。

記事を書いている僕は、現役フリーランスエンジニアです。未経験から正社員エンジニアへ転職し、実務経験を1年半積んで独立しました。現在はフリーランス5年目で、大阪を拠点にIT企業の案件へ参画しています。
この記事を読めば、フリーランスエンジニアになるために取るべき行動が明確になります。
フリーランスエンジニアは、高収入を目指しやすく、働き方の自由度も高いのが魅力です。実務経験が2年ほどあると、独立後の案件も探しやすくなります。
遠回りを減らし、フリーランスエンジニアとして人生の自由度を高めたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【前提】フリーランスエンジニアになるための基礎知識

フリーランスエンジニアになる前に知っておきたい基礎知識を解説します。
- 未経験からフリーランスエンジニアになれるのか
- フリーランスエンジニアになるメリットとは
- フリーランスエンジニアになるために必要なスキル
順番に確認していきましょう。
未経験からフリーランスエンジニアになれるのか
結論から言うと、未経験からでもフリーランスエンジニアになれます。
ただし、実務未経験のままフリーランスになるのはハードルが高いです。
先に会社員エンジニアとして実務経験を積むほうが、効率よく安全に独立できます。
フリーランスエンジニアになるために学歴や資格は不要
フリーランスエンジニアになるために、学歴や資格は原則として不要です。
IT業界では、学歴や資格よりもエンジニアとしての実務経験が重視される傾向があります。
実際に僕は、高卒かつ未経験の状態からエンジニアへ転職しました。
会社員として約1年半の実務経験を積み、フリーランスエンジニアへ転身しています。
学歴や資格がなくても、実務で使えるスキルと経験があればフリーランスを目指せます。
未経験からいきなりフリーランスになるのが難しい理由
実務未経験者向けのフリーランス案件は、ほとんどありません。
企業がフリーランスへ依頼する目的は、即戦力となる人材に仕事を任せることだからです。
僕もフリーランスエージェントの担当者へ確認しましたが、未経験者向けの案件はほぼありませんでした。
まずは実務経験を積み、任せられる仕事を増やすことが案件獲得につながります。
未経験者は会社員エンジニアとして経験を積む
未経験者は、まず会社員エンジニアとして実務経験を積む方法がおすすめです。
僕自身も先に会社員エンジニアになり、実務経験を積んでから独立しました。
焦ってフリーランスになろうとしても、案件探しに苦労します。運良く見つかっても実務についていけず、つらい思いをしがちです。
未経験者は会社員エンジニアとして経験を積むで押さえたいポイント
実務経験が2年ほどあると、応募できるフリーランス案件は見つかりやすくなります。
【Zetto】僕の場合も、会社員時代に身につけたJavaの経験が、独立後の案件獲得につながりました。
フリーランスエンジニアになるメリットとは
フリーランスになると、収入や働き方の選択肢を広げやすくなります。
フリーランスITエンジニアのメリット10選
フリーランスITエンジニアの主なメリットは、以下のとおりです。
- 高収入を実現しやすい
- 労働時間を減らしやすい
- 案件をある程度自由に選べる
- 人間関係のストレスを減らしやすい
- リモートワークを実現しやすい
- 雑務が少ない
- 会社の縛りから解放される
- 自分の力で生きていける自信がつく
- 案件の掛け持ちができる
- スキルを伸ばしやすい
なかでも大きなメリットは、収入が伸びる可能性があることです。
案件を選べる立場になると、伸ばしたいスキルに合わせて仕事を変えやすくなります。
フリーランス転身後に変わった収入と働き方
僕はエンジニアになる前、手取り23万円の接客店員でした。
フリーランスエンジニアになった現在は、月単価が税込60万円前後まで上がっています。
念願だったリモートワークも実現し、満員電車に乗る日が大きく減りました。
繰り返しになりますが、実務経験が2年ほどあればフリーランスを目指せます。
収入や働き方がどのように変わるのか気になる方は、チェックしてみてください。
フリーランスエンジニアになるために必要なスキル
フリーランスエンジニアには、開発スキルに加えて現場で仕事を進める力が必要です。
必要になる主なスキルは、以下のとおりです。
- 開発経験(プログラミング・テスト)
- 設計経験(必須ではない)
- ビジネスマナー
- 良い質問をする力
- 自分で考えて動く力
- 営業力(エージェントを使う場合は必須ではない)
- IT資格(あると案件探しで有利になる場合がある)
すべてを独立前に身につける必要はありません。
まずは開発経験を積み、自分で調べながら仕事を進める力を伸ばすのが得策です。
フリーランスエンジニアになるために必要なスキルで押さえたいポイント
【Zetto】独立前に完璧を目指すより、今の経験で紹介可能な案件があるかエージェントへ相談してみるのもありですね。
フリーランスエンジニアになるためのロードマップ全行程

ここからは、フリーランスエンジニアになるまでの9つのSTEPを順番に解説します。
STEP1.フリーランスエンジニアに必要なプログラミングスキルを身につける
この章では、会社員エンジニアになるための学習内容と学び方を解説します。
- フリーランスエンジニアを目指す人が学ぶ技術
- プログラミングを独学する方法
- プログラミングスクールで学ぶ方法
自分に合う方法を選べるように、ひとつずつ見ていきましょう。
フリーランスエンジニアを目指す人が学ぶ技術
最初は、Webアプリ開発で使われる技術から学ぶのがおすすめです。
先述した通り、フリーランスエンジニアになるには、まず会社員として実務経験を積む必要があります。
会社員エンジニアになるには、基礎的なプログラミングスキルが求められます。
事前に学習しておけば、面接でエンジニアになる意欲も伝えやすくなるでしょう。
未経験者を採用する企業でも、まったく学習していない人より、自分で学んでいる人を評価する傾向があります。
どのプログラミング言語を学べばよいのか
プログラミング言語や関連技術は数多くありますが、すべてを学ぶ必要はありません。
結論として、最初に学ぶ技術は、Webアプリ開発で使われるものであれば問題ありません。
Web系の技術とは、ブラウザやサーバー上で動くWebサイトやWebアプリを作る技術です。
普段スマホやPCで見ているサービスにも使われています。
どのプログラミング言語を学べばよいのかで押さえたいポイント
Webサービスは新しく生まれ続けているため、関連技術を扱えるエンジニアには一定の需要があります。
Webアプリ開発で使われる主な言語や技術は、以下の通りです。
- HTML
- CSS
- JavaScript
- React
- Vue.js
- PHP
- Java
- Ruby
- Python
HTMLとCSSは、厳密にはプログラミング言語ではありません。
ReactとVue.jsも言語ではなく、JavaScriptを使ったライブラリやフレームワークです。
いずれもWebアプリ開発で使われることが多い技術ですね。
最初はHTML・CSS・JavaScriptから学ぶ
上記の技術を、最初からすべて学ぶ必要はありません。
まずはHTML・CSS・JavaScriptを学び、簡単なポートフォリオサイトを作れる状態を目指します。
慣れてきたら、ReactやVue.jsを使ったポートフォリオへ進む流れもありですね。
ReactやVue.jsを使うフリーランス案件は、比較的単価が高い傾向にあります。
将来フロントエンド案件へ進みたい方には、おすすめの選択肢です。
プログラミングを独学する方法
独学するなら、オンラインのプログラミング学習サイトから始めると進めやすいです。
教材が順番に用意されているため、初心者でも次に学ぶ内容で迷いにくくなります。
基本的な学習の流れは、以下の通りです。
- まずはHTML・CSS・JavaScriptを学ぶ
- 次に簡単なポートフォリオサイトを作る
基礎学習と制作を組み合わせる、定番の進め方ですね。
定番のプログラミング学習サイトには、次の2つがあります。
- [ドットインストール](https://dotinstall.com/)
- [プロゲート](https://prog-8.com/)
画面や説明を見比べて、使いやすいと感じるサイトで基礎を学んでみてください。
プログラミングスクールで学ぶ方法
独学だけでなく、プログラミングスクールを受講するのもありです。
スクールは、学習時間を短縮するためにお金を使うイメージですね。
質問できる環境を活用する
独学では、一つのエラーを解決するだけで丸一日かかることもあります。
スクールなら講師へ質問できるため、同じエラーが5分ほどで解決するケースもあります。
プログラミングの独学は「9割が挫折する」と紹介されることもあります。
ただし、調査条件によって数字は変わるため、目安として捉えるのがよいでしょう。
質問できる環境を活用するで押さえたいポイント
質問できる相手や一緒に学ぶ仲間がいる点は、スクールならではの強みです。
学習が止まりにくい環境を使いたい方には、効率のよい選択肢かなと。
TECH CAMPでプログラミングの基礎を学んだ体験
実際に僕は、プログラミングスクールのTECH CAMPを受講しました。
10週間、毎日プログラミングに取り組む生活を送りました。
一人で学んでいたら挫折していた可能性が高かったです。
ほかの受講生や講師がいたため、モチベーションを保ちながら卒業できました。
TECH CAMPでプログラミングの基礎を学んだ体験で押さえたいポイント
スクール代は、決して安くありませんでした。
それでも会社員エンジニアを経て、フリーランスエンジニアになれました。
結果として受講料も回収できたため、僕の場合はよい自己投資でした。
TECH CAMP受講後に実務へつなげた方法
以下に、僕が受講したTECH CAMPの公式サイトへの案内を載せておきます。
気になる方は、無料のキャリアカウンセリングを受けてみるのもありですね。
>>TECH CAMPの公式サイトはこちら
STEP2.フリーランス転身に向けてポートフォリオを制作する
STEP2では、プログラミングでポートフォリオを制作していきましょう。
ポートフォリオを作る理由
ポートフォリオとは、自分の実績やスキルを証明する制作物です。
面接でポートフォリオを見せると、学んできたことや実装できる機能が伝わりやすくなります。
その結果、評価アップにもつながります。
ポートフォリオに掲載する制作物
まずは、自分の経歴がわかるポートフォリオサイトを作りましょう。
それに加えて、以下のうち最低でもどれか1つを作っておくと、スキルを伝えやすくなります。
- 簡単な掲示板アプリ
- ブログ投稿アプリ
- SNSのクローンアプリ
- 電卓アプリ
- TODOアプリ
- 自分が作りたいアプリ
制作したアプリは、ポートフォリオサイトにも掲載しておきましょう。
筆者が制作したポートフォリオサイト
ここまで読んでも、完成形をイメージしづらい方はいるかなと。
そこで以下に、僕が実際に作ったポートフォリオサイトを載せておきます。
掲載内容や見せ方を考えるときの参考にしてみてください。
STEP3.会社員エンジニアになる
ポートフォリオサイトが完成したら、会社員エンジニアへの転職を目指します。
会社員エンジニアになるまでの流れは、次のとおりです。
- 転職サービスに登録する
- 面接対策をする
- 企業に応募する
IT転職サイト・エージェントに登録する
まずは正社員のエンジニア求人を探せるように、複数の転職サービスへ登録します。
サービスによって扱う求人が違うため、いくつか登録して比較するのがおすすめです。
おすすめのIT転職サイトをまとめた記事もあるので、転職活動を始める際に参考にしてみてください。
エンジニア転職の面接対策をする
転職サービスへ登録したら、企業との面接に向けて準備を進めます。
エンジニアの面接では、一般的な質問に加えて、技術について詳しく聞かれることがあります。
準備なしで面接へ進むと回答に詰まりやすいため、まずは次のものを用意しておきましょう。
- 履歴書と職務経歴書を作成する
- 職務経歴書にポートフォリオサイトのURLを載せる
- シワのないスーツを用意する
- 汚れのないビジネスシューズを用意する
- 髪型や服装を清潔な状態にする
応募書類や服装を用意したら、よく聞かれる質問への回答も考えておきます。
- 自己紹介
- これまでの経歴
- エンジニアになりたい理由
- その会社へ応募した理由
- 将来なりたいエンジニア像
エンジニア転職の面接対策をするで押さえたいポイント
これらは、多くの面接で聞かれやすい質問です。
企業によっては、プログラミングやポートフォリオに関する技術的な質問もあります。
まずは基本的な質問へ、自分の言葉で答えられるようにしておくと良いかなと。
未経験可のIT企業に応募する
面接対策ができたら、IT企業への応募を始めます。
登録した転職サイトから、未経験者を募集している企業へ積極的に応募していきましょう。
未経験からエンジニアを目指す場合は、応募数を増やすことも大切です。
実際に僕は70社へ応募し、7社ほどの書類選考を通過しました。
未経験可のIT企業に応募するで押さえたいポイント
そのうち、4社から内定をもらえました。
最初から応募先を絞りすぎず、複数の企業と話したうえで、自分に合う会社を選ぶイメージですね。
会社員エンジニアになったあとは、現場で実務経験を積むほど市場価値を高めやすくなります。
1年、2年と経験を重ねれば、自分が企業を選べる立場へ近づいていくでしょう。
STEP4.エンジニアの実務経験を積む
フリーランスエンジニアを目指すなら、転職後は実務経験とスキルを積み上げていきます。
フリーランスになるまでの実務経験の目安
エンジニアに転職できた方は、最低でも1年は実務経験を積むのがおすすめです。
安定性を重視するなら、2年を目安に経験を積んでみてください。
プライベートでも不足しているスキルを学ぶ
効率よくスキルアップするなら、最初はプライベートの時間もある程度使います。
実務で不足していると感じた部分を中心に、勉強してみると良いかなと。
最短でフリーランスエンジニアを目指すなら、仕事以外でも学習を続けるのが得策です。
僕がエンジニア転職後に勉強しなかった経験
僕は恥ずかしながら、エンジニアへ転職した後、ほとんど家で勉強しませんでした。
当時はブログとSNSばかりに時間を使い、本業に熱を込められていなかったんですよね。
その影響もあり、エンジニアとしての成長が遅れてしまいました。
もし新人エンジニアに戻るなら、プライベートでも学習を続けます。
僕がエンジニア転職後に勉強しなかった経験で押さえたいポイント
学んだ知識が増えるほど実務についていきやすくなり、仕事への意欲も保ちやすくなるからです。
エンジニアが勉強しないことによるリスクは、以下の記事で解説しています。
一度目を通しておいてください。
エンジニアの実務経験が積めない場合
エンジニアに転職できても、配属先によっては実務経験を積めないケースがあります。
労働環境や教育体制に問題のあるIT企業へ入社した場合に、起こりやすいケースです。
新人であれば、最初の数カ月は実務を担当できないこともあります。
研修や準備期間であれば、ある程度は仕方のない部分もあるかなと。
エンジニアの実務経験が積めない場合で押さえたいポイント
ただし、6カ月や1年といった長期間にわたり、雑用ばかり続く場合は注意が必要です。
開発経験を積める見込みがなければ、会社を変えることも選択肢に入れてみてください。
念のため、あわせて確認しておくと良いですね。
STEP5.フリーランスエンジニアの案件を探す

実務経験を1〜2年ほど積んだら、案件探しと退職の準備を進めます。
- フリーランスエンジニアの案件を探す4つの方法
- フリーランスエージェントは複数登録する
- 現在の会社を退職する準備を進める
案件の探し方や、今の会社を辞めるタイミングを順番に確認していきましょう。
フリーランスエンジニアの案件を探す4つの方法
フリーランス案件を探す方法は、主に4つあります。
フリーランス案件の主な探し方
具体的な探し方は、以下の通りです。
- フリーランスエージェントを利用する
- クラウドソーシングや転職サイトから応募する
- 友人や知人から紹介してもらう
- 自分で企業へ営業する
どの方法でも案件は探せますが、必要な時間や選べる案件数には違いがあります。
自分の状況に合う方法を選ぶことが大切です。
案件探しにはフリーランスエージェントが効率的
結論から言うと、フリーランス案件を探すならエージェントの利用が効率的です。
エージェントを使うと、営業や契約にかかる時間と労力を減らせます。
クラウドソーシングや転職サイトには、フリーランス向けの案件が少ない場合があります。
そのため、希望条件に合う案件を選びにくいこともあるんですよね。
友人や知人から紹介してもらう場合
友人や知人からの紹介も、フリーランス案件を探す方法のひとつです。
ただし、フリーランス案件を持っている友人や知人は少数派です。
紹介してもらえる人脈がある場合は、有力な選択肢になります。
身近な人へ相談しつつ、ほかの方法も並行して使うと良いかなと。
自分で企業へ営業する場合
自分で営業すれば、企業と直接契約できる可能性があります。
一方で、案件を得るまでに何社も営業する必要があり、時間と労力がかかります。
企業と直接契約した場合は、契約手続きやトラブルへの対応も自分で行います。
営業や契約に慣れてから挑戦するのもありですね。
フリーランスエージェントを使うメリット
フリーランスエージェントを使うと、案件探しに必要な作業をまとめて任せられます。
主なメリットは以下の通りです。
- 自分で営業する必要がない
- 非公開案件を保有している
- 希望やスキルに合った案件を紹介してもらえる
- 契約や報酬の振り込みなど、手間のかかる手続きを代行してもらえる
- トラブルが起きたときにも相談できる
エージェントが営業や契約手続きを代行している間に、自分はスキルアップへ時間を使えます。
仕事やプライベートに集中しながら案件を探せるのも、利用しやすい理由です。
フリーランスエージェントを使うメリットで押さえたいポイント
エージェントへ登録すれば、無料でキャリア相談もできます。
「どのような案件があるのか知りたい」という方は、情報収集から始めてみてください。
「自分の単価はどのくらいか」と気になる方にも、相談を活用する方法がおすすめです。
フリーランスエージェントは複数登録する
フリーランスエージェントは、2〜3社ほど登録して同時に案件を探す方法がおすすめです。
これは、僕自身がエージェントを利用して感じたことでもあります。
複数登録で選べる案件を増やす
1社だけでは、紹介される案件数が少ない場合があります。
案件があっても、自分のスキルや希望条件に合わないこともあります。
エージェントごとに保有する案件が異なるため、A社にない案件がB社にあることも珍しくありません。
より自分に合う案件を探すなら、2〜3社ほど登録して比較すると良いかなと。
現在の会社を退職する準備を進める
フリーランスエージェントへ登録したら、現在の会社を退職する準備も進めます。
退職前に用意するもの
退職に向けて、必要な手続きとスケジュールを確認します。
主な準備は以下の通りです。
- 退職届を用意する
- 退職の2カ月ほど前を目安に、会社へ退職の意向を伝える
必要な書類や申し出の期限は会社によって異なります。
まずは、勤め先の就業規則を確認してみてください。
退職の意向を伝えるタイミング
退職の意向は、案件が見つかった後に伝えるとリスクを抑えられます。
案件が見つかりそうな見込みを持てた段階で、会社へ相談する方法もあります。
案件が決まる前に退職すると伝えた場合、参画先が見つからず無職になる可能性があります。
収入が途切れる期間を避けるためにも、案件探しと退職準備は並行して進めるのが得策です。
退職は2カ月前を目安に伝える
退職の意向は、退職予定日の2カ月ほど前に伝えると引き継ぎを進めやすくなります。
退職直前に伝えると、担当業務の引き継ぎが慌ただしくなることがあります。
ただし、申し出の期限や手続きは勤め先によって異なります。
最終的には、会社の就業規則に沿って進めてください。
STEP6.企業と面談する
企業から面談の依頼が来たら、日程を調整して面談に備えます。
フリーランスエンジニアの面談対策
フリーランスの面談では、これまでの実務経験や案件への適性を確認されます。
正社員の面接ほど堅い雰囲気ではありません。
これまでのエンジニア経験を説明し、案件について質問する流れが中心です。
そのため、必要以上に気負わなくても大丈夫かなと。
フリーランスエンジニアの面談対策で押さえたいポイント
ただし、まったく対策をせずに面談を受けると、不採用になる可能性があります。
面談に落ちやすい原因は、以下の通りです。
- 話がしどろもどろになっている
- 質問の意味を理解しないまま答えている
- 事実をそのまま話し、経験や強みをうまく伝えられていない
- 話した内容とスキルシートの内容が大きく異なる
事前に経歴を振り返り、質問への回答を用意しておくと安心ですね。
フリーランスエンジニアの面談に受かるコツ
面談では、経験をわかりやすく伝えながら、案件への意欲を見せることが大切です。
押さえておきたいポイントは、以下の通りです。
- スキルシートは具体的に書く
- 経歴説明では案件に関係する箇所を端的に話す
- 質問には結論から答える
- H・T・Sを意識する
- 相手の目を見過ぎない
- 案件へ参画したい意欲を見せる
- 応募数を増やす
案件が決まらない原因
「フリーランスの案件がなかなか決まらない……」という場合に備え、原因も把握しておくと良いでしょう。
エンジニアの実務経験があり、先ほどの面談対策ができていれば、案件が決まる可能性は高まります。
それでも決まらない場合は、以下の原因が考えられます。
- 利用しているエージェントが自分に合っていない
- 希望条件が厳しい
- 案件で求められるスキルが不足している
原因をひとつずつ確認すると、次に見直す箇所がわかりやすくなります。
案件が決まらないときの対処法
案件が決まらないときは、応募方法や希望条件を見直してみるのもありですね。
具体的な対処法は、以下の通りです。
- 自分に合ったエージェントを利用する
- 希望条件を見直す
- スキルシートを丁寧に書く
- 正社員案件も並行して探す、または粘り強く応募する
あらかじめ対処法を知っておけば、案件探しへの不安も多少は軽くなるかなと。
さらに詳しくは、以下の記事を参考にしてみてください。
STEP7.フリーランスエンジニアとして独立する
案件が決まったら、いよいよフリーランスエンジニアとして独立です。
独立後にやることや、現場初日の注意点を確認していきましょう。
個人事業主の開業届を提出する
フリーランスになったら、個人事業主の開業届を近くの税務署へ提出しましょう。
フリーランスエージェントを利用する場合、開業届の控えを求められることがあります。
開業届は、フリーランス案件へ参画する当日までに提出すれば問題ありません。
税務署へ行く時間がない方は、freeeを使って提出する方法もあります。
個人事業主の開業届を提出するで押さえたいポイント
僕もfreeeで開業届を提出しました。
手続きは意外と簡単ですぐに終わったので、時間がない方は活用してみるのもありですね。
フリーランス現場初日の流れを把握する
フリーランスとして現場へ入る初日の流れも、事前に把握しておくと安心です。
ここでは、客先常駐のフリーランスを例に紹介します。
初日は、次のような流れで進むことが多いです。
- 一人または営業担当者と現場へ向かう
- 現場で参画先の担当者と対面する
- チームメンバーに挨拶する
- 施設案内を受ける
- セキュリティ研修を受ける
- プロジェクトの概要説明を受ける
- 開発環境を構築する
上記はあくまで一例ですが、基本的にはこのような流れをイメージしておけばOKです。
現場によって順番や内容は変わるので、その場に合わせて対応していきましょう。
フリーランスが現場初日に注意したいこと
現場初日は緊張しやすいですが、まずは落ち着いて行動することが大切です。
フリーランスが初日に意識したいポイントは、次のとおりです。
- ひとまずリラックスする
- 朝と帰りの挨拶は元気よくする
- チームメンバーの情報を把握する
- タスクに必要な時間を見積もる
まずは現場の方へ、きちんと挨拶することを意識してみてください。
作業が始まったらタスクに必要な時間を見積もり、納期の遅れを防ぐことも大切かなと。
フリーランスが現場初日に注意したいことで押さえたいポイント
もう少し詳しく確認したい方は、参考にしてみてください。
STEP8.確定申告の準備をしよう
フリーランスになったら、自分で確定申告をする準備も進めておきましょう。
確定申告とは
確定申告とは、1月1日から12月31日までの所得と所得税などを計算し、申告と納税を行う一連の手続きです。
原則として、翌年の2月16日頃から3月15日までに手続きを行います。
会社員のときは、会社が年末調整をしてくれていました。
個人事業主になると、自分で所得を申告して納税する必要があります。
確定申告は税理士に任せてもOK
確定申告は自分でもできますが、税理士へ任せる方法もあります。
自分で手続きをする場合は、経費や収入を計算し、帳簿をつけなければいけません。
これがなかなか手間のかかる作業なんですよね。
そのため、僕は確定申告の手続きを税理士に任せています。
確定申告は税理士に任せてもOKで押さえたいポイント
税理士に依頼すれば、領収書や収入がわかる書類を送ることで、その後の手続きを代行してもらえます。
僕の場合は、確定申告に使う時間を副業や本業のスキルアップに回すほうが効率的でした。
費用はかかりますが、時間を優先したい方には税理士へ任せる方法もありですね。
おすすめの税理士紹介サービス
近所の税理士を探してくれるサービスを使えば、依頼先を見つけやすくなります。
税理士によって料金や対応範囲が異なるため、相談時に確認しておくと安心です。
僕と同じように確定申告を税理士へ任せたい方は、税理士ドットコムを利用してみてください。
>>税理士ドットコムの公式サイトはこちら
STEP9.フリーランスエンジニアの単価を上げよう
最後のSTEPでは、フリーランスになった後に単価を上げる方法を紹介します。
フリーランスエンジニアになることをゴールにするのも良いですが、せっかくなら収入も伸ばしていきたいですよね。
スキルアップで単価を上げる
単価を上げるなら、シンプルにスキルを磨くのが基本です。
スキルが増えるほど対応できる案件の幅が広がり、高単価の案件も選びやすくなります。
現場から必要とされる機会も増えるため、自分のモチベーションアップにもつながります。
フリーランスエンジニアがスキルアップするコツは、以下の記事でまとめています。
単価アップを目指す方は、あわせてチェックしてみてください。
フリーランスエージェントを見直す
単価を上げるなら、利用するフリーランスエージェントの見直しも大切です。
エージェントによって手数料が異なり、保有している案件の種類にも違いがあります。
実務経験が少ない時期は案件の選択肢が限られ、エージェントを比較する余裕がないこともあります。
しかし、経験が増えるにつれて、自分の希望に合うエージェントを選びやすくなります。
フリーランスエージェントを見直すで押さえたいポイント
手数料が少なく、高単価の案件を扱うエージェントを選べば、収入アップも狙いやすくなるかなと。
単価を見直したい方は、ぜひ活用してみてください。
フリーランスエンジニアに関するよくある質問

フリーランスエンジニアを目指す方が気になりやすい疑問へ、要点を絞って回答します。
- フリーランスは税金で損するので会社員より2倍稼ぐ必要がありますか?
- フリーランスは即戦力になる高いスキルが必要ですか?
- フリーランスエンジニアに学歴や資格は必要ですか?
- フリーランスエンジニアに営業力は必要ですか?
- フリーランスになるとスキルアップできませんか?
- フリーランスエンジニアは実務経験3年以上ないとなれませんか?
- フリーランスエンジニアは稼げないですか?
気になる質問から確認してみてください。
フリーランスは税金で損するので会社員より2倍稼ぐ必要がありますか?
会社員の2倍を必ず稼ぐ必要はありません。
フリーランスは、家賃や通信費など仕事に必要な支出を、事業利用分に応じて経費へ計上できます。ただし、税金や社会保険料は所得や家族構成で変わります。
『2倍』という数字だけで判断せず、想定売上から経費・税金・保険料を差し引いて手取りを試算しましょう。
フリーランスは即戦力になる高いスキルが必要ですか?
即戦力は求められますが、すべての案件で高度なスキルが必要なわけではありません。
案件ごとに必要な技術や担当工程は異なります。実務経験が2年ほどあれば、現在の経験に合う案件を紹介してもらえる可能性があります。
経験年数だけでなく、使える技術と担当した工程を整理して案件を選びましょう。
フリーランスエンジニアに学歴や資格は必要ですか?
特定の学歴や資格は必須ではありません。
僕自身も高卒ですが、会社員として実務経験を積んだあと、フリーランスエンジニアとして働いています。
学歴や資格だけで悩まず、実務で使えるスキルと経験を増やすことを優先しましょう。
フリーランスエンジニアに営業力は必要ですか?
フリーランスエージェントを利用するなら、高い営業力は必要ありません。
案件の提案や条件交渉をエージェントが代行してくれます。自分で企業へ直接営業する場合は、営業力が必要です。
営業に不安がある方は、まずエージェント経由で案件を探すのが取り組みやすいです。
フリーランスになるとスキルアップできませんか?
フリーランスになっても、案件の選び方次第でスキルアップできます。
たとえば、詳細設計からテストまで担当できる案件を選べば、一連の開発工程を実務で経験できます。
今できる仕事だけでなく、次に伸ばしたい技術や工程も考えて案件を選びましょう。
フリーランスエンジニアは実務経験3年以上ないとなれませんか?
実務経験が3年未満でも独立は可能です。
僕は実務経験1年半で独立しました。ただし、経験が短いほど紹介される案件は限られやすくなります。
フリーランスエンジニアは稼げないですか?
担当分野や経験によっては、会社員時代より高収入を目指せます。
収入は年齢だけでなく、技術分野・担当工程・契約条件で変わります。Webアプリや業務システムの開発には、高単価の長期案件もあります。
平均年収だけで判断せず、自分のスキルで応募できる案件の単価をエージェントへ確認するのが確実です。
フリーランスエンジニアになって働き方の自由度を高めよう

本記事で解説した9つのSTEPを順番に実践すれば、フリーランスエンジニアを目指せます。
すでに実務経験が2年ほどある方は、今の経験で紹介可能な案件があるか、フリーランスエージェントへ相談してみてください。
